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商標の普通名称化をどのように判定するか?

中国の現行の商標法第11条第1項に基づき、「その商品の普通名称は、商標として登録してはならない」と規定されている。一般に、商標の普通名称の識別力は低く、他人の合理的使用を阻止することはできないので、その標章が使用によって顕著な特徴を得て識別に便利となった場合を除き、商標として出願登録をしてはならない。
司法において、例えば、「解百納」(Cabernet)の赤ワイン商標や「双黄蓮蓉」(蓮の実の餡に卵黄が2つ)の月餅商標のように、或る標章が普通名称に属するか商標に属するかの紛争事件はよくあり、業界内でしばしば注目を集めている。一方、例えば「U盘」(USBメモリー)、「珈琲伴侶」(Coffee-Mate)、「尼龍」(ナイロン)等の商標のように、元来普通名称でない標章が、商標の使用において意味が薄れて商品の普通名称になることもある。
「聖塔泰彫」(聖塔=Santa、泰=きわめて、最も、泰の読みはtai、彫=彫る)商標の無効審判行政紛争事件において、原告である浙江聖塔紹興酒有限公司(以下、「聖塔公司」という)は次のように主張した。出願登録された「聖塔泰彫」商標は「聖塔」と「泰彫」との2つの部分からなり、極めて高い識別力と商品の出所表示性がある。第三者である浙江省紹興市咸亨酒店有限公司(以下、「咸亨公司」という)の登録認可された引用商標「太彫」(太=最も、きわめて、太の読みはtai)等は「太彫」のシリーズ商標を形成していない。「太彫」は紹興黄酒の一品種であり、識別力は低い。第三者が「太彫」の2文字を含む全ての商標を独占してはいけない。したがって、聖塔公司は、「太彫酒」が商品名に属しており、咸亨公司により創作された語彙ではないと考える。紹興酒の種類には善酿酒、花彫酒等複数あり(訳注:製法の違いによって、元紅酒、加飯酒、善醸酒、香雪酒の4種類がある。加飯酒の古酒を花彫酒という。花彫は模様を彫り込んだ壺に入れるのでこう呼ばれる。)、3年以上の古酒が「彫」であり、「太」は「更」(さらに)の意味であり、太彫酒は加飯酒と善酿酒とを配合したものであり、糖分に応じて善酿酒に属するものである。
これに対して、国家工商行政管理総局商標評審委員会(審判部)(以下、「商評委」という)は審理の末、聖塔公司が提出した記録証拠は「太彫」が酒の商品名であることを証明するには十分でないと認定した。これにより、商評委は、「聖塔」の商標知名度と「太彫」が酒の商品名であること等に基づいて係争商標に関して登録を維持すべきという聖塔公司の主張を支持しせず、かつ、係争商標に対して無効決定を下した。
中国の商標法の意義における普通名称とは、国家標準や業界標準で規定されるか、又は習わしが広まって一般化した商品の名称をいい、これには正式名称、略称、略語、俗称が含まれる。司法において、商標として登録済の標章が商品名であるか否かに対する判断は、とりわけ慎重にする必要があり、十分な証拠がある中で認定する必要がある。関連する標章が商標として登録認可済である場合において、その標章を他人が商品名として使用して取り扱うのを許容すると、その商標の識別力が失われ、他人の取得済の適法な権利を損なうおそれがあるだけでなく、中国の商標登録制度が動揺し、法の厳格性及び威厳性が損なわれるおそれもある。
これと同時に、先の効力発生に関連する裁判の、商標類否に関する上級法院(裁判所)の認定も判決の参考にすべきである。この事件では、聖塔公司は「太彫」が黄酒の品種の一つであり、商品名であると主張した。これに対して、北京市高級人民法院は(2015)高行(知)終字第2575号行政判决において次のように認定している。上述の主張を支持するための原告が提供した証拠数は極めて限定的であり、また、歴史的に「太彫」又は「太彫酒」と命名された黄酒商品がかつて存在したことがあったとしても、既存の証拠では中国の現在の市場環境において「太彫」又は「太彫酒」を商品名として使用する客観的事実があることを証明するには十分でない。一方、個々の市場の経営者が他人の登録商標を商品名として取り扱い、使用する行為は、商品名の存在を認定する根拠とすることができない。以上により、「太彫」が黄酒の品種の一つであり商品名であるとする原告の理由は事実及び法的根拠に欠けており、関連する判決において支持しないと法院は認定した。(譚乃文、北京知識産権報)

2016-05-24

如何判定商标是否通用名称化?

根据我国现行商标法第十一条第一款规定,“本商品的通用名称不得作为商标注册”。一般情况下,商标的通用名称的显著性很低,无法阻止他人的合理使用,因此除非该标识经过使用取得显著特征并便于识别,否则不得作为商标进行申请注册。
在司法实践中,某件标识属于通用名称还是商标的纠纷事件屡见不鲜,往往引起行业内的关注。如“解百纳”红酒商标、“双黄莲蓉”月饼商标等。另一方面,原来不是通用名称的标志,但在商标使用中也可能被淡化为商品的通用名称,如“U盘”“咖啡伴侣”“尼龙”等商标。
在“圣塔泰雕”商标无效宣告行政纠纷案中,原告浙江圣塔绍兴酒有限公司(下称圣塔公司)主张,其申请注册的“圣塔泰雕”商标由“圣塔”与“泰雕”两部分组成,具有极强的显著性与产品来源指向性。第三人浙江省绍兴市咸亨酒店有限公司(下称咸亨公司)核准注册的引证商标“太雕”等未形成“太雕”系列商标。“太雕”是绍兴黄酒的一个品种,显著性较弱。第三人不能独占所有含有“太雕”两字的商标。据此,圣塔公司认为“太雕酒”属于商品名称,并非咸亨公司所创词汇。绍兴酒种类有善酿、花雕等多种,3年以上的陈酒为“雕”,“太”是“更”之意,太雕酒以加饭酒和善酿酒勾兑而成,按照含糖量属于善酿。
对此,国家工商行政管理总局商标评审委员会(下称商评委)经审理认为,圣塔公司提交的在案证据不足以证明“太雕”为酒商品名称,商评委据此对圣塔公司有关诉争商标基于“圣塔”商标知名度以及“太雕”为酒商品名称等情况应维持注册的主张不予支持,并裁定对诉争商标予以无效宣告。
我国商标法意义上的通用名称,是指国家标准、行业标准规定的或者约定俗成的商品的名称,包括全称、简称、缩写、诉称。在司法实践中,对于已经注册为商标的标识是否为商品名称的判断,需要格外加以谨慎,在充足的证据下予以认定。在相关标志已经作为商标获准注册的情况下,如果允许他人将该标志作为商品名称加以使用和对待,不仅有可能使该商标丧失显著性、损害他人已经取得的合法权利,而且也有可能动摇我国的商标注册制度、损害法律的严肃性和权威性。
与此同时,上级法院在先相关生效裁判关于商标近似与否的认定应当作为判案参考。该案中,圣塔公司主张“太雕”为黄酒的品种之一,系为商品名称。对此,北京市高级人民法院在(2015)高行(知)终字第2575号行政判决已认定:原告提供的用以支持上述主张的证据数量极为有限,而且即使历史上曾经存在过以“太雕”或“太雕酒”命名的黄酒商品,但现有证据不足以证明在我国目前的市场环境中存在将“太雕”或“太雕酒”作为商品名称使用的客观实际。而个别的市场经营者将他人注册商标标志作为商品名称对待和使用的行为,不能作为认定商品名称存在的依据。综上,法院认定原告关于“太雕”为黄酒的品种之一系商品名称的理由,缺乏事实和法律依据,在相关判决中未予支持。(作者:谭乃文,北京知识产权法院)

2016-05-24

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