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中国上場企業のOLED中国特許出願状況分析

国際競争力の引上げにはパテントポートフォリオの強化が必要
OLED(有機エレクトロルミネッセンス)には超薄型、高輝度、広視野角、自発光性、低出力、低コスト、可撓性及び低温条件下での正常な動作等の優れた性能があり、業界ではLCDに続く最も有望な次世代ディスプレイと言われている。正孔及び電子を有機半導体薄膜へ注入することによって複合的に発光が起こるのがOLEDの原理である。
現在、OLED市場でしのぎを削っているメーカーが世界全体で多数あり、このうち、競争力が高い企業は主に韓国のサムスンとLG、日本のセイコーエプソンと出光興産、台湾の発達光電(AUO)、欧州のフィリップス、ケンブリッジディスプレイテクノロジー(CDT)、米国のコダック等である。2000年からこれらのメーカーが中国で特許を大量に出願し始め、大規模にパテントポートフォリオを形成している。一方、中国経済の急成長と研究力の向上に伴って資本市場が発展し、中国上場企業にもOLED研究開発組織とOLEDメーカーが多数現われている。このうち、海洋王照明科技股份有限公司(Ocean’s King Lighting Science & Technology Co., Ltd.)(以下、「海洋王照明」という)と京東方科技集団(BOE)(以下、「BOE」という)等が有名である。
本稿は中国特許検索データベースに収録されている2015年4月15日までに公開されたOLED分野に関する主な出願人の中国特許出願を分析して、中国上場企業のOLED中国特許出願状況を理解することを主旨としている。本稿はOLEDデバイスの研究開発及び製造に関係する上場企業又はその持株会社を分析しており、OLEDの上流産業に関係する上場企業は含まれない。なお、18ヶ月の公開期日に至っていない特許出願が多数あることを鑑みて、本稿の統計の2014年の出願件数データが実際の出願件数データよりも少ないことを断っておく。

特許出願が次第に増加
検索によって、2008年12月30日の時点ではOLED関連企業の中国における上位出願人10社のうち、フィリップスが欧州企業であるほかは全て日本、韓国、台湾の企業であり、中国企業は1つもないことがわかり、韓国、日本の企業のOLED分野における競争力の高さがわかる。
図1 世界のOLED企業の中国特許出願トップ10(省略)
図2 OLED中国上場企業の中国特許出願状況(省略)
図1からわかるように、2015年4月15日の時点では韓国、日本の企業が依然として相当のシェアを占めているが、中国のから海洋王照明とBOEの2社が出願人上位10位内に入っている。このことから、中国上場企業がOLEDの中国特許出願のポートフォリオ形成を加速化していることがわかる。
図2からわかるように、中国上場企業のうち特許出願件数が最も多いのは海洋王照明(2159件)であり、これは第2位のBOEの2倍近くであり、中国における出願件数ではわずかにサムスンに劣っているだけである(図1参照)。海洋王照明は特殊照明関連の企業であり、特殊照明分野におけるOLEDの利用に尽力しているので、OLEDの研究開発及び照明利用に巨額の投資をしており、最初にOLED特許を出願したのは2008年である。この6年間で海洋王照明はOLED分野の研究開発において進展を得て、2014年11月4日に深圳証券取引所の中小企業ボードに上場したが、この企業がそれ以前の2011年~2013年に出願したOLEDに関する特許の件数は2130件に達していた。
一方、ランキング2位のBOEは2001年にA株に上場して以来、資本市場の強い経済力によって研究開発に大金を投じてきた。OLEDに関する特許を最初に出願した2002年からその後の十数年間で特許出願件数は1000件を超え、ここ5年常に増加傾向にあり、現時点で検索し得る公開された2014年の特許出願件数はすでに477件に達している。
1990年代に上場した古参上場企業の深天馬微電子股份有限公司(以下、「深天馬」という)は最初に特許を出願した2009年から次第に増えて、合計147件になっている。同様に1990年代に上場した彩虹顕示器件股份有限公司(Irico Display Devices Co., Ltd.)は深天馬よりも早くに特許出願を開始しており、2007年に8件、2010年にはピークの46件になり、その後やや減少したが、それでも合計121件になっている。
2008年に設立された四川虹視顕示技術有限公司(CCO)(以下、「CCO」という)と2009年に設立された華星光電技術有限公司(CSOT)(以下、「CSOT」という)は上場企業ではないものの、それぞれ四川長虹(Changhong)とTCLグループの傘下にある。この2社のOLED特許の出願件数には優劣がつけ難く、CCOが227件、CSOTが228件である。CSOTのOLED特許出願は2008年に始まったが、草創期は研究開発力が乏しく安定していなかったことから、2008年~2011年は著しい増加が見られず、あまつさえ2010年には空白になり、2011年もわずか3件にすぎなかった。しかし、CSOTは数年で成長し、OLED方面の研究開発力が強化され、2012年~2014年はその特許出願件数に年毎に急増する傾向が見られ、現時点で検索し得る公開された2014年の特許出願件数はすでに76件になっている。CSOTとは異なり、CCOはOLED特許出願において会社設立初期の影響を受けることなく、出願開始の2010年からの6年間においてバランス良く出願されており、特許出願件数は2011年の24件を除き、その他の年は常に40件以上と安定しており、2013年には60件に達している。

強みによるイノベーションの加速化
調査、分析からわかるように、中国のOLEDの出願人は主に上場企業と大学に集中している。海洋王照明及びBOE等の上場企業はその強い資本力によってOLEDの研究開発及びパテントポートフォリオの点で大学に先行している。2008年に設立された清華大学初ベンチャーのOLED産業化企業である維信諾(VISIONOX)について言及しておくと、出願人ランキングの上位に入っており、一方清華大学もこの維信諾によって自身の研究力を強化しており、双方が産官学提携のモデルとなって、中国のOLED産業の発展に手本となり得る道が示されている。
この20年間における中国のOLED技術の発展は著しく、これに関する特許の出願件数も次第に増加しており、OLEDの基本特許はなおも米国、英国、日本、韓国の出願人の手中にあるが、中国企業はOLED技術の前途が広く、国際競争力を引き上げることの重要性に気がついている。
目下、中国のOLEDはまだ産業化の初期段階にあり、上場企業は企業の中でも優秀な企業である。一方では、上場企業は非上場企業と大学よりも強い経済力を持っており、その知名度と経済力によって、業界の優位な資源を集め、買収、研究開発等のルートを通じて技術的に進展を得ることができる。他方では、上場企業はパテントポートフォリオの形成を加速化する必要があり、政府機関は更なる支援を行って企業の国際競争力の引上げをサポートすべきでる。中国の経済成長に伴って、OLED関連の中国上場企業は十分な資本力と絶えざるイノベーションとによって、きっとOLED分野の強力なライバルになるであろう。(知識産権報 孫重清)

2015-08-19

国内上市公司OLED中国专利申请状况分析

提升国际竞争力还需加强专利布局
——国内上市公司OLED中国专利申请状况分析
OLED(有机发光二极管)具有超薄、高亮度、宽视角、自发光、低功耗、低成本、可弯曲及在低温条件下能够正常工作等优越性能,被业界誉为继LCD之后最具发展前景的下一代显示器。OLED的原理是通过正负载流子注入有机半导体薄膜后复合产生发光。
目前,全球加入OLED市场竞逐的厂商有很多,其中竞争力较强的公司主要为韩国的三星和LG、日本的精工爱普生和出光兴产、中国台湾的友达光电、欧洲的飞利浦、剑桥显示技术公司以及美国的伊斯曼柯达等。从2000年开始,这些厂商在我国提交了大量的专利申请,进行了大规模的专利布局。而随着我国经济的高速发展和科研实力的持续提高,资本市场不断发展,国内上市公司中也涌现了许多OLED研发机构和生产商,其中知名的有深圳海洋王照明科技股份有限公司(下称海洋王)、京东方科技集团(下称京东方)等等。
本文旨在对中国专利检索数据库收录的2015年4月15日之前公开的涉及OLED领域主要申请人在中国的专利申请进行分析,以了解国内上市公司OLED中国专利申请状况。本文分析涉及OLED器件研发和生产的上市公司或其控股公司,不包括OLED上游产业中涉及到的上市公司。鉴于还有大量专利申请未达到18个月公开的日期,本文统计的2014年申请量数据比实际申请量数据少。

专利申请 逐步增多
笔者经检索发现,截止到2008年12月30日涉及OLED的公司在中国的十大申请人中,除了飞利浦是欧洲企业以外,其余均为日本、韩国、中国台湾企业,无一家是中国大陆企业,可见韩国、日本的企业在OLED领域具有极强的竞争力。
从图1可以看出,截止到2015年4月15日,虽然韩国、日本企业依然占据相当份额,但是中国大陆地区已有两家公司进入十大申请人行列,这两家公司是海洋王和京东方。由此可以看出,国内上市公司已经加快了OLED中国专利申请的布局。
从图2可以看出,在国内上市公司中,专利申请量最多的是海洋王,达到了2159件,几乎是排名第二的京东方的两倍,在中国的申请量仅次于三星(参见图1)。海洋王是一家涉及特殊照明的公司,致力于OLED在特殊照明领域的应用,所以该公司在OLED的研发和照明应用方面投入巨资,并于2008年提交了第一件OLED专利申请。近6年来,海洋王在OLED领域的研发不断取得新突破,并于2014年11月4日成功登录深圳证券交易所中小板,而此前公司在2011年至2013年提交的涉及OLED的专利申请量就达到了2130件。
而排名第二的京东方则是2001年在A股上市以后,依托资本市场强大的经济实力,不断在研发上投入重金。其自从2002年提交了第一件关于OLED的专利申请后,在此后的十几年中,专利申请量一举突破1000件,并且在近5年中,京东方的专利申请量始终成上升趋势,目前能够查到的已经公开的2014年的专利申请量已经达到477件。
上世纪90年代就上市的老牌上市公司深天马微电子股份有限公司(下称深天马)则从2009年开始提交了第一件专利申请,此后逐步增多,总数达到了147件。同样是上世纪90年代上市的彩虹显示器件股份有限公司则早于深天马开始提交专利申请,其2007年就提交了8件,并且在2010年达到了顶峰46件,而后略有减少,不过总数也达到了121件。
成立于2008年的四川虹视显示技术有限公司(下称四川虹视)和2009年的华星光电技术有限公司(下称华星光电)并不是上市公司,但是其控股方分属于四川长虹和TCL集团,这两家公司所提交的OLED专利申请的数量不分伯仲,分别是四川虹视227件和华星光电228件。华星光电从2008年开始提交OLED专利申请,并且由于初创阶段研发能力薄弱且不稳定,在2008年至2011年之间并没有明显提高,而且在2010年出现了空挡,而2011年也只有3件专利申请。然而,华星光电经过几年的发展,在OLED方面的研发实力得到加强,2012年至2014年其专利申请量呈逐年增长态势,现在能查到的已公开的2014年提交的专利申请量已达到76件。与华星光电不同的是,四川虹视在OLED的专利申请方面并没有受到公司初创的影响,从2010年开始申请以后的6年中,其OLED专利申请分布均衡,除了2011年的申请量是24件以外,其余年份的专利申请量一直稳定在40件以上,并且2013年达到了60件。

发挥优势 加快创新
经检索分析可知,中国大陆地区的OLED申请人主要集中在上市公司和高校。海洋王和京东方等上市公司依托其强大的资本实力在OLED研发和专利布局方面走在了高校前面。值得一提的是,2008年清华大学组建的OLED产业化公司维信诺,在申请人排名中跻身前列,而清华大学也依托产业化公司维信诺加强自身的科研实力,双方形成产学研结合的典范,为我国OLED产业发展提供了可借鉴的道路。
在近20年中,我国OLED技术蓬勃发展,相关专利申请量也逐步增多,虽然OLED的基础专利还是掌握在美、英、日、韩申请人手中,但我国企业已意识到了OLED技术的广阔发展前景以及提高其国际竞争力的重要性。
目前我国OLED还处于产业化的初期阶段,上市公司是企业中的佼佼者,一方面,其拥有比非上市公司和高校更强的经济实力,上市公司利用其本身的知名度和经济实力,可以集中行业的优势资源,通过购买、研发等途径,使自身在技术上尽快取得突破;另一方面,上市公司也要加快专利布局,相关政府部门也应进一步加大支持力度,帮助企业提升国际竞争力。相信随着中国经济的发展,中国OLED上市公司定能凭借雄厚的资本实力以及不断的创新,成为OLED领域的强有力竞争者。(知识产权报 作者 孙重清)

2015-08-19

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