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中国のイノベーション:量の増加から質の向上へ

「中国はイノベーションにおける進歩が著しく、イノベーションの指数が連続で増加している唯一の国である。」7月10日に世界知的所有権機関(WIPO)によりグローバルイノベーションインデックス(GII)2018が発表され、最もイノベーション力を持つ経済国のトップ20に中国が初めて入り、17位となった。これに対して、WIPO経済統計局(Economics and Statistics Division)総合指標研究部(Composite Indicator Research Section)の部長であるサチャ・ヴィンセント(Sacha Vincent)氏が上記のコメントをした。
「何度も中国を訪問した時にこの目で確かめた通り、中国のイノベーションは量の増加から質の向上へ転換しつつあり、これがだんだん国際社会に認められてきた。」総合ランキングで上昇しているのみならず、中国はイノベーションインプット、イノベーションアウトプット及び効率性指数等においても優れており、中でも、イノベーション効率、オリジナル産業デザイン及びクリエイティブ製品の輸出、知識及び技術分野でのアウトプット等の個別指標は更に上位を占めており、中国もこれで世界のイノベーションリーダーの1人となった、とサチャ・ヴィンセント氏が述べた。
今年のGIIは、制度、人的資本及び研究、インフラストラクチャー、市場成熟度、ビジネス成熟度、知識及び技術のアウトプット、並びにクリエイティブアウトプットの7分野における80の指標に基づき、126の経済国に対して評価を行い、ランクを付けたものである。絶対値から見ると、研究開発の支出、科学技術者と研究開発者の人数、特許出願件数及び学術論文発表数において、中国は世界の1位又は2位であり、大多数の高所得経済国を超えていると共に、世界的な研究開発企業、高度技術の輸出、科学技術系出版物及び高等教育機関の入学においても大幅に増加したことが、GIIにより示された。また、深圳市-香港が世界のイノベーションクラスターの2位に、北京市が5位にランキングされており、中国は16のイノベーションクラスターでイノベーションクラスターが世界で2番目に多い国となった。WIPO中国事務所の陳宏兵主任は、GIIはWIPOの年間の「フラッグシップレポート」として、中国のイノベーションの評定及び評価にとって参考価値が高く、中国はこれらの指標で取った良い成績により世界のイノベーション領域における中国の地位の重要性が示されたと見ている。
「世界的に見ると、『イノベーションのギャップ』による影響は依然として顕著である。しかしながら、中国はこのギャップを乗り越えた唯一の経済国となった。」とサチャ・ヴィンセント氏が述べた。「イノベーションのギャップ」というのは中所得経済国と高所得経済国の間に介在する乗り越えがたい障害をいい、高所得経済国は後進国が追いつけないように常にイノベーションの方向性をリードしている。GIIによると、中国は中所得経済国として2016年に初めてGIIのトップ25に入り、去年は22位に上昇し、そして今年は17位になり、これは、中国の力強いイノベーション奨励政策の功労であると分析している。中国はイノベーションの重点を量から質に転換し、世界の中所得経済国が見習うべき手本となった。
「GIIから見ると、中国は『国家イノベーション駆動型発展戦略綱要』で提起された『2020年までにイノベーション型国家の仲間入りする』という目標を前倒しで実現する見込みがある。」近年、中国は国家知的財産権戦略を着実に実施し、一連の政策と措置を発表したが、イノベーション環境が整い、最適化され、質が著しく高くなり、イノベーションシステムがバランスよく発展している、とGIIの執筆者の1人であり、北京大学産業技術研究院GII研究中心(中心=センター)の主任である陳東敏氏が述べた。「近年、中国政府は対外開放、人材育成、知的財産権保護等の面で多くの改善と調整を行ったが、これらの措置の進展につれ、中国の各指標はより一層向上していく。」
GIIでプラス面を見ると同時に、そこに反映されている中国のイノベーションの「弱点」にも注意すべきである、と陳東敏氏が強調した。「中国は『2030年までにイノベーション型国家のトップに入る』という目標を実現するために、単位GDP当たりのエネルギー消費量の低減、企業のイノベーション力の強化等においても力を入れるべきである。」GIIによると、中国は人工知能、3Dプリンター、ナノテクノロジー等の分野において特許件数が上位を占めているが、これらはほとんど高等教育機関と科学研究機関に保有されているものであり、産業化のレベルはまだ低い。産学研(産学研=産業、学校、科学研究機関)の成果をリンクさせること、これらのイノベーション成果の高価値発掘に力を入れるべきである。「高等教育機関と科学研究機関の成果がうまく転換できるか否かは、中国産業のイノベーション駆動型の発展及び転換にとっての要である。」と陳東敏氏が述べた。
「中国の順位の急上昇には、世界一流のイノベーション力を育成し、基本的な経済構造を知識集約型産業に向けて発展させるという中国トップの指導者層の戦略的方向付けが反映されているが、これらの産業はイノベーションによって競争優位性を保つ必要がある。長期的に見ると、中国の順位は以前から上昇し続けており、将来も上昇し続けるであろう。」WIPOの事務局長であるフランシス・ガリ(Francis Gurry)氏は中国のイノベーションの未来に対して大きな期待を寄せている。

(知識産権報 柳鵬)

2018-07-13

中国创新:从数量增长到质量提升

“中国在创新方面的进步令人瞩目,是唯一一个创新指数持续攀升的国家。” 7月10日,世界知识产权组织(WIPO)发布2018全球创新指数报告(GII),中国首次跻身最具创新力经济体20强,排名第17位,对此,WIPO经济和统计司综合指标研究处处长沙夏·文森特作出上述评价。
“正如我在多次访华时亲眼所见,中国的创新正在从数量增长转变为质量提升,这一转变越来越受到国际社会的肯定。”沙夏·文森特指出,中国不仅在综合排名中持续攀升,在投入分指数、产出分指数和效益分指数等方面也都有较好的表现,其中创新效益、原创工业设计以及创意产品出口、知识与技术产出等单项指标更是名列前茅,中国也因此成为全球创新领导者之一。
今年的报告根据制度、人力资本和研究、基础设施、市场成熟度、商业成熟度、知识与技术产出以及创意产出7大类80个指标,对126个经济体进行了评估及排名。报告显示,从绝对值来看,中国在研发支出、科技工作者和研发人员数量、专利申请数量以及学术论文发表数量方面在全球排名第一或者第二,超过绝大多数高收入经济体;在全球研发企业、高科技出口、科技出版物以及高等教育入学方面也有较大幅度的提升。同时,深圳-香港名列全球创新集群第二位,北京位列第五,中国以16个创新集群成为全球拥有创新集群次多的国家。在WIPO中国办事处主任陈宏兵看来,GII作为WIPO的年度“旗舰报告”,其对中国创新的衡量和评估具有很强的参考意义,中国在这些指标上取得的优异成绩,表明中国在全球创新版图上的位置越来越重要。
“从全球范围看,‘创新鸿沟’的影响依然显著。而中国成为唯一跨越这一鸿沟的经济体。”沙夏·文森特说。“创新鸿沟”是横亘在中等收入经济体和高收入经济体之间难以逾越的障碍,高收入经济体往往引领创新方向,使后来者难以追赶。报告分析指出,中国从2016年成为首个跻身GII前25强的中等收入经济体,到去年上升至第22名,再到今年的第17名,中国强有力的创新激励政策功不可没。从注重创新数量到注重创新质量,中国成为全球中等收入经济体应当学习的榜样。
“从GII报告看来,中国有望提前实现《国家创新驱动发展战略纲要》提出的‘到2020年进入创新型国家行列’的目标。”报告的撰写人之一,北京大学产业技术研究院GII研究中心主任陈东敏指出,近年来,中国深入实施国家知识产权战略,出台了一系列政策措施,创新氛围日益浓厚,创新环境不断优化,创新质量显著提升,创新体系均衡发展。“近年来,中国政府在对外开放、人才培养、知识产权保护等方面做了大量优化调整,随着这些举措的进一步落实,中国的各项指标将会进一步提升。”
陈东敏强调,在看到报告的积极方面的同时,也应注意报告反映出的中国创新“短板”。“中国要实现‘到2030年进入创新型国家前列’的目标,还必须在降低单位GDP能耗、增强企业创新能力等方面下功夫。”陈东敏指出,尽管报告显示中国在人工智能、3D打印、纳米技术等领域专利数量名列前茅,但这些专利大多掌握在高校和科研院所手中,产业化程度较低。需要着力推动产学研成果对接,挖掘这些创新成果的高价值。“高校和科研院所的成果能否顺利转化,是中国产业创新驱动发展和转型升级的关键因素。”陈东敏说。
“中国排名的快速攀升反映出中国最高领导层的战略导向,那就是开发世界一流的创新能力,推动经济基础结构向知识密集型产业发展,而这些产业需要通过创新来保持竞争优势。从长期来看,中国的排名一直在上升,并且未来还会持续上升。”WIPO总干事弗朗西斯·高锐对中国的创新前景寄予厚望。

(知识产权报 柳鹏)

2018-07-13

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