中国特許翻訳、翻訳チェックのプロフェッショナルチームが発信する中国知的財産権情報です。

最高人民法院知的財産法廷における初の判決

3月27日午前、最高人民法院(法院=裁判所)が、上訴人である厦門盧卡斯汽車配件有限公司(Xiamen Lukasi Car Accessories Co., Ltd、盧卡斯=Lukasi(ルカス)の当て字、汽車配件=自動車部品、公司=会社)、厦門富可汽車配件有限公司と、被上訴人であるフランスのVALEO SYSTEMES D’ESSUYAGEと、原審の被告である陳少強氏との特許侵害紛争事件を公開審理した。最高人民法院の副院長であり、知的財産法廷の法廷長かつ2級裁判官である羅東川氏が裁判長を務め、最高人民法院知的財産法廷の最初の判決を下した。審理の結果、「侵害被疑品が係争特許の保護範囲に入っており、盧卡斯公司及び富可公司は特許侵害に該当する」と認定され、法廷での判決により、一審の判決が維持され、盧卡斯公司及び富可公司の上訴請求が棄却された。
VALEOは、「自動車両のワイパーのコネクター及びその連結装置」という中国特許の権利者である。VALEOは、盧卡斯公司及び富可公司が許諾を受けずに製造し、販売し、販売の申出をするワイパー製品と、陳少強氏が製造し、販売するワイパー製品とが当該特許の保護範囲に入っているとして上海知識産権法院(知識産権=知的財産)に訴えを提起して、侵害の差止めと、損害賠償及び侵害を阻止する合理的支出の合計として600万元(約9852.6万円)の賠償を求めた。その後、VALEOは、盧卡斯公司、富可公司及び陳少強氏が係争特許の侵害に該当するか否かについて先に一部判決を下して侵害の差止めを命じるように法院に申し立てた。また、VALEOは更に訴訟中の行為保全(「暫定的差止命令」ともいう)を申し立てて、「盧卡斯公司、富可公司及び陳少強氏に侵害行為の即時差止めを命じるよう」、法院に求めた。上海知識産権法院は2019年1月22日に一部判決を下し、盧卡斯公司と富可公司とが侵害に該当すると認定して、侵害の差止めを命じた(暫定的差止命令の申立については処理しなかった)。盧卡斯公司、富可公司は上記判決を不服として、最高人民法院に上訴して、「この判決を取り消し、侵害差止めに関するVALEOの訴訟請求を棄却するように判決を改めること」を求めた。最高人民法院知的財産法廷は2月15日に、法に従ってこの件を受理し、5人の合議体を成立させて、3月27日に公開審理を行った。
合議体は審理の結果、「侵害被疑品が係争特許の保護範囲に入っていること、盧卡斯公司と富可公司の行為が侵害に該当すること、侵害停止の法的責任を負うべきこと」を認定した。本件が法廷で判決されたことに鑑み、判決の法的効力が直ちに生じるので、暫定的差止命令を出す必要がなくなった。したがって、VALEOによる暫定的差止命令の申立については支持しないこととした。
法廷尋問を傍聴した専門家によると、「本件のように知識産権法院又は中級人民法院を一審法院とした事件を最高人民法院に直接上訴することができるようになったことは、中国の知的財産訴訟制度の大きな改革であり、画期的な出来事」である。最高人民法院知的財産法廷による初の判決で示されたように、裁判の役割が十分に果たされ、専門的で高効率で権威ある裁判により裁判基準が更に統一され、技術関連の知的財産事件の裁判の質及び効率が全国の法院で向上し、平等な保護が国内外の権利者に提供されるようになる。(徐隽)

2019-3-28

最高法知识产权法庭敲响“第一槌”

摘要:3月27日上午,最高人民法院公开开庭审理了上诉人厦门卢卡斯汽车配件有限公司、厦门富可汽车配件有限公司与被上诉人法国瓦莱奥清洗系统公司、原审被告陈少强侵害发明专利权纠纷一案。最高人民法院副院长、知识产权法庭庭长、二级大法官罗东川担任审判长,敲响了最高人民法院知识产权法庭“第一槌”。
3月27日上午,最高人民法院公开开庭审理了上诉人厦门卢卡斯汽车配件有限公司、厦门富可汽车配件有限公司与被上诉人法国瓦莱奥清洗系统公司、原审被告陈少强侵害发明专利权纠纷一案。最高人民法院副院长、知识产权法庭庭长、二级大法官罗东川担任审判长,敲响了最高人民法院知识产权法庭“第一槌”。经审理,合议庭认定,被诉侵权产品落入涉案专利权的保护范围,卢卡斯公司、富可公司构成专利侵权,并当庭宣判:维持一审判决,驳回卢卡斯公司和富可公司的上诉请求。
法国瓦莱奥公司系“机动车辆的刮水器的连接器及相应的连接装置”的中国发明专利的专利权人。法国瓦莱奥公司向上海知识产权法院起诉称,卢卡斯公司、富可公司未经许可制造、销售、许诺销售,陈少强制造、销售的雨刮器产品落入其专利权保护范围,请求判令卢卡斯公司、富可公司、陈少强停止侵权,赔偿损失及制止侵权的合理开支暂计600万元。后法国瓦莱奥公司申请法院就卢卡斯公司、富可公司、陈少强是否构成侵害涉案专利权先行做出部分判决,并判令其停止侵权。此外,法国瓦莱奥公司还提出了诉中行为保全(又称临时禁令)申请,请求法院责令卢卡斯公司、富可公司、陈少强立即停止侵权行为。上海知识产权法院于2019年1月22日作出部分判决,认定卢卡斯公司、富可公司构成侵权并判令其停止侵权,亦因此未对临时禁令申请作出处理。卢卡斯公司、富可公司不服上述判决,向最高人民法院提起上诉,请求撤销该判决,改判驳回法国瓦莱奥公司关于停止侵权的诉讼请求。最高人民法院知识产权法庭于2月15日依法受理该案,组成五人合议庭,并于3月27日公开开庭进行了审理。
合议庭经审理认为,被诉侵权产品落入涉案专利权的保护范围,卢卡斯公司和富可公司的行为构成侵权,应当承担停止侵害的法律责任。鉴于本案当庭宣判,本案判决立即发生法律效力,作出临时禁令裁定在本案中已无必要。因此,对于法国瓦莱奥公司提出的临时禁令申请,不予支持。
旁听庭审的专家学者表示,像本案这样由知识产权法院、有关中级人民法院作为一审法院的案件,可以直接上诉至最高人民法院,是我国知识产权诉讼制度的重大创新和历史性突破。最高人民法院知识产权法庭第一槌的敲响,标志着其将充分发挥审判职能,以专业、高效、权威的审判,进一步统一裁判尺度,引领全国法院提高技术类知识产权案件审判质量效率,为国内外权利人提供更为有力的平等保护。(记者:徐隽)

2019-03-28

上記ニュースの中国語(原文)は、中国知識産権網のWEBサイトに掲載されているものです。情報はできる限り正確であるように努力しておりますが、本サイトは、本ニュースにより提供されるすべての情報についての真実性、正確性、完全性、有用性、又は当該情報を利用することによって生じる損害等に対して、一切の責任を負いません。